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2010年7月

2010年7月16日 (金)

B-Ⅰ修理日記 定番の故障箇所

依頼を頂いたときの申告内容は、音が正常に出ないだけでなく、リレーが「かちん、かちん」と短時間にON/OFFを繰り返す変な動作をするとのこと。

とにかく、このまま電源を入れると故障範囲の拡大、特にYAMAHAオリジナルFETを壊す羽目に遭いますので、全基板を取り外してチェックしてみます。

ビニールチューブがめくれ上がり、ななめに傾いた怪しいケミコンがあります。全てのB-Ⅰはこの部品が最初に壊れると言っても過言ではありません。

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それにしても激しく劣化してます。液漏れしたものが干上がったのでしょう。wobbly

Blogng

このケミコンはもちろん新品に交換し、温度特性の良い特殊な酸金抵抗と一緒に基盤のパターン面に取り付けます。高熱を発する一般の酸金抵抗は松下製の酸金抵抗に交換し基板から離して取り付けます。それは基板保護のためです。

Blog200v

とりあえず、他には異常はみられないようなので、各部電圧チェックの上でドライバ基板を装着してバイアスが正常にコントロールできることを確認し、終段FETを装着します。

正常に調整ができたので、「楽勝!!」と思いつつ修理したてのホヤホヤの本機で気分よく音楽をきいていたところ...がーんheart03

つづく。

2010年7月13日 (火)

B-Ⅰ修理日記 ちょっと診てみましょう

「さて始めましょう」と意気込んだ割には、またまた間が空いてしまいました。(反省)

このブログのコメント欄に問い合わせて頂いた方の大事なB-Ⅰを診てみることとなりました。

以前のオーディオブーム華やかな頃に入手され、30年程前から不動となっているB-Ⅰのようで、思い入れもあって捨てるに捨てられないとのこと。修理しようにも、もはや修理してくれるところが無いので問い合わせを頂いた次第です。

当方は修理屋ではなく単なる一人のB-Ⅰの熱狂的ユーザなので、修理用の部品は持ち合わせていません。

従って、とりあえず終段の2SK77が半導体としての基本的性質を持っているかだけメールでアドバイスをして確認してもらいました。

結果、生きていそうな感じでしたので、ちょっと診てみましょうってことで、一応お預かりすることに。

ま、なんとかなるだろうという軽~い気持ちで引き受けたのですが、これまで経験したことの無い、色んな不具合に遭遇するとは思いもせず...crying