« レストア日記2009 2SK77ユニットの整備 | メイン | レストア日記2009 UC-Ⅰの整備 »

2010年3月21日 (日)

レストア日記2009 筐体取り付け部品の整備

3月前半は、ある方から依頼を受けたB-Ⅰの修理を行ってました。今まで経験したことの無い箇所の故障が数点あり、大変良い経験をしました。ご依頼者の了解も得ましたので、このシリーズが終わったら紹介したいと思います。happy01

前回までは、基板上の回路や、ユニットになっている部分の整備状況について紹介しましたが、今回はそれ以外の部分になります。

1点目は-200V電源平滑用ケミコンで、正面から見て左側奥に取り付けられています。

整備する前は、ケミコンのカバーの頭が経年による割れのため、接着剤でくっつけられてました。

Cew

オリジナルのケミコンである日本ケミコン社のCEWタイプは既にカタログから落ちているようで、入手はできませんが、入手できたお友達から譲っていただきました。

最近のケミコンは相当小型化されており、大きさが合わなかったりしますが、今回はオリジナルと同じCEW型ですので問題ありません。技術の進歩により、長さが若干短くなった程度です。太さが変わると取り付け時に困りますが長さが若干短くなる程度は問題ありません。

Cew_2

2点目はOMRONの出力用リレーの交換です。

このリレーは密閉型ではありませんので、接点の酸化が進んでいるケースがとても多いです。古いものはアクリルの部分が黄色く変色してますのですぐに分かります。

今回は、5個全て新品に交換します。このまま放置すると歪率が劣化して確実に音が濁ります。誰が聞いても分かるくらいです。

このリレーは入力のフィルタ回路で使われているリレーと違い、B-Iのオリジナル部品の中で現在も販売されている数少ない部品の一つです。

ただし、1個あたりの価格は高くなってしまいました。1000円くらいしますので、この部分だけでも5000円します。でも新品のリレーに替える効果は大きいですよ。

使用していない2~5番目のリレーと交換すれば良いという考えもありますが、このタイプのリレーは適度にスイッチが入ったり切れたりしていることが接点不良防止のために必要です。長い間使用されていないと空気中の酸素や微量の硫化水素により酸化などが発生します。

よって、使っていないリレーと交換しても良い結果が得られないケースは多いのです。従ってプロ用機器では使用頻度の低い他部位のリレーと交換するようなことは絶対にしません。それは、古いリレーをだましだまし使うことが早晩サービスに支障を及ぼすことが分かっているためです。

従って、リレーは新品にするのが唯一の正解です。

Dsc07772

↑高い透明度の新品リレー5個。右側は-200V電源用の新品CEWケミコンです。

3点目は終段電源整流用ブリッジの交換です。

この整流用ブリッジは割と丈夫だと思いますが、過去に1度だけ不良がありました。

今回は最新のパナソニックの最新のケミコンに交換しましたが、従来のものより高性能であり突入電流もこれまでより大きくなると思われます。

したがって、オリジナルでは400V25Aのものが使用されていますが、お友達から譲って頂いた容量の大きい600V35Aのものを使用しています。

Photo

終段ケミコン、-200V電源用ケミコン、スピーカリレー、整流ブリッジ、電源スイッチ回路で交換した部品は以下の写真の通りです。合計19個です。全て新品に交換しています。

Sw

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/394704/23461495

レストア日記2009 筐体取り付け部品の整備を参照しているブログ:

コメント

ひろさん こんにちは^^

他の方の[B-I]がどうなってるのか?
興味津津です。 

楽しみにしています♪

次の記事の予定はUC-Ⅰの整備になりますので、
その内容を紹介したら3月前半に修理したB-Ⅰの紹介をしたいと思います。happy01
お楽しみにsign03

コメントを投稿