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2010年2月19日 (金)

レストア日記2009 大きなケミコンの交換

さて、問題の大きなケミコンの交換です。

これまで何度も指摘していますが、既に30年以上経過したアンプですので、このケミコンが初期の性能を保ったままで正常動作しているものは皆無だと言えます。

元々付いていたケミコンは片側の端子から液漏れした跡があり、リークもかなりあったため、充電後1分もすれば放電してしまう有様でした。それでも一応動作はしていたのです。wobbly

YAMAHAには当然このケミコンの保守用部品はありませんし、同一品または類似品も市販はされていません。crying

じゃあ、B-Iを延命させるには、あの狭いスペースに収まるケミコンユニットを作るしかないってことになってしまいます。

で、今回も作ってしまいました。これで4ユニット目です。

最初の2ユニットは日本ケミコン製のケミコンをトータル16個使用したものでしたが、3ユニット目と今回はパナソニック製のケミコンを4個使用したものです。B-Iのオリジナルは松下製ですので、基本的に同じメーカってことになりますねheart01

しかし、このケミコンも既にディスコンになっているようで入手できなくなってしまいましたが、幸い販売中止直前に一定数確保できました。

このパナソニック製ケミコンの規格は、

dog 耐圧と容量:100V15,000μF

dog 動作温度:-40℃~+85℃

dog リプル電流:85℃において10A(オリジナルは5A)

dog リーク電流:最大3.7mA(オリジナルは、5mA以下)

dog 寿命:3000時間

と規定されています。

なお、製造は米国ですので信頼できると思います。

今回でケミコンユニット製作は4ユニット目ですが、1つとして同じものはありません。それは、毎回改良を加えているためです。

今回の改良点は、内部配線の線材の強化です。

使用した線材は、0.32mm×45本撚り線の導体外形2.5mmのもので、許容電流39アンペアの太い国産の線材です。

Photo 端子をかしめて半田を流し込みます

Photo_2

ケミコンを載せるガラスエポキシ基板で、エッチング後、穴あけ途中のものです。ケミコンは5端子(内、1端子は遊び)ですので、ケミコン1個あたり5個の穴が必要です。

Photo_3 完成後

Photo 側面のパターン面

上の写真が組み上げ後です。かなりコンパクトに仕上がり、構造も比較的シンプルです。配線材はビニール被服ですが、安全のためにガラス繊維の白いチューブを配線材全体に被せています。

また、ガラスエポキシ基板上のスペースを活用し、下の写真のとおり2.2μFのフィルムコンデンサもケミコンに並列に接続しました。

Photo_4

ケミコンは基板に接着させ、頭同士も接着していますので、ユニットの歪も生じにくく、大変しっかりとした造りになりました。(自画自賛coldsweats01

これを元のケミコンユニットの位置へ実装します。本体への干渉はありませんし、当然ながら本体の加工も不必要です。happy01

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コメント

sun芸術の域に達してますね。
美しいですhappy01

Alenさん
いつもコメントありがとうございます。

美しいなんて、そんなもったいないお言葉coldsweats01

もっと良い方法が無いかななんて、作る度に考えてしまいます。

良い案がありましたらご教示くださいネhappy01

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