« レストア日記2009 レストアの方針 | メイン | レストア日記2009 ±25V,+12V電源回路 »

2010年1月16日 (土)

レストア日記2009 入力基板、フィルタ回路

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

今年も例年通りスキーskiに行ってまいりました。仕事が忙しかったので先発隊として家族を先に行かせ、私は2日後にいつものスキー場に向かいました。今年は例年より若干短く、家族は8日間、私は6日間、仕事はすっかり忘れて雪山を堪能してきました。温泉も堪能し、いゃぁ~楽しかったぁ。 後日、雪山の写真を掲載しますね。up

では、早速レストア内容を紹介します。

B-Iの中でも壊れやすい度2~3位を争うのが、この入力基板です。えっ? 1位はって? その基板はまた別途ご紹介します。

B-Iが発売された70年代中期はゴツいRCAピンプラグは無く貧弱なものばかりでしたので問題は無かったのでしょうが、80年代に入るとピンプラグもケーブルも太く重たいものになっていきました。

B-Iの入力基板の構造上、ピンプラグなどの外部からのストレスが基板のパターンまで影響を与えてしまうようです。 その結果、この回路のパターン切れが多いのです。coldsweats02

今回は、予防保全も含めてパターンの補強も行いましたので、当面は問題なく使えるはずです。

入力のバイポーラコンデンサと2個のスライドスイッチは新品ですsign03 RCAジャックの接触部分も軽くバフ掛けしています。 あまり磨きすぎてはいけません。理由は?? お分かりですよね。

Photo

入力基板の裏です。一部切れているパターンがありました。切れやすい箇所は既に把握していますので、パターンに沿って切れやすい部分の補強をしています。「パターンに沿って」というのがミソです。パターンは考えて描かれているのです。

ハンダはしっかり盛ったし、ここまでやれば当面は切れることは無いでしょう。

Photo_2

次にランブルフィルタ回路です。

この基板での故障履歴は過去にはありませんが、フィルムコンの容量変化によるフィルタ特性の変化がありました。

交換部品は初段のFET、トランジスタ、ケミコン、フィルムコン、セラミックコン、抵抗の一部、リレーです。交換部品は全て中古ではなくてshine新品shineです。

初段は音への影響が大きいことから、YAMAHAのオリジナルFETであるYJ1200を2個ともshine新品shineにしています。

下の写真は、今回のB-Iに使用する4個のYJ1200です。YAMAHAのサービスでも10年位前に既に在庫は無くなっているし、新品を探すのには大変苦労しました。 従って大変貴重な石なのです。

Yj1200

フィルタ回路全体です。

Photo_4

松下製のガス入りリレーもディスコンのようで、既に新品の入手は困難です。

トランジスタは、オリジナルと同様2SC458のローノイズタイプである2SC458LG-Cの新品が入手できましたので使用しました。

ついでに一部のカーボン抵抗に被せてあるガラス繊維チューブも新品に交換しましたので基板全体が綺麗に見えます。

Yj1200_2

2SK75を使ったA級の出力回路に使用される抵抗については、定格を超えるような使い方はされていませんし、抵抗値も一応誤差範囲でしたが、電力消費が多いため交換しました。

オリジナルとは異なってしまいますが、同一メーカで1kΩの酸化金属抵抗が無かったため、低歪で定評のあるDALEの巻線抵抗RS-2Bを使用しています。自分のB-Iで試しましたが、大変素直で良い音だと思います。なお、オリジナルは2Wですがこれは3Wの容量があります。しかしこの抵抗は大変高価なのが難点です

Dale

フィルムコンは容量の変化はありませんでしたが、下の写真のとおり黒く変色していましたので交換します。

Photo_3

フィルタ回路裏面です。フラックスの劣化に加え、吸湿したフラックスに埃がこびりつき大変汚い状態となっていましたので、フラックスを完全に除去し、防湿のためのコーティングを行います。

Photo_6

入力基板とフィルタ回路の交換した部品は以下の通りです。白いチューブを除き合計36個です。全て新品に交換しています。

Photo_2

では、次回は+12Vの制御用と±25Vの電源回路の整備についてです。happy01

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/394704/22843033

レストア日記2009 入力基板、フィルタ回路を参照しているブログ:

コメント

sunいよいよ始まりましたね。
sunお待ちしていました。happy01 

DALE使用モデルなんですね。
音が楽しみですね。

今年もブログ楽しみにしています。lovely

はじめまして。
ある人からこのブログを紹介して頂き、お邪魔した次第です。
私は、30数年前に購入し、子育て等で放たらかしにしていたB-1をなんとか復活させたいと願うオヤジです。
社会人になって、人並みに車イジリを卒業し、オーデォオブームに乗っかって購入した物の一つです。当時のものは、思い入れもあり捨てるに捨てられず不動の約30年を過ごしています。
昨年、満期前の一念発起で新築し、それを契機にこれらの復活に取り組んでいます。どうにか清掃、磨きで元気に復活したモノもありますが、肝心のメインアンプB-1様が左チャンネル死んでいます。右も時々放電している様な不気味なノイズが入り、使用出来ません。
煙草のヤニと埃のタタリでしょうか?購入したショップには、無碍に断られました。先ずは、天板を外し、清掃してみるのも一手ですか?それとも漬物石にしましょうか?(転居の際に久しぶりに持ち上げたら、一瞬びくともしませんでした!)
御教示頂きたいと思います。
因みに、私も中学時代は、外国船の解体ドックから大型送信管(813等で1本20円で入手出来ました)を使いリニアアンプ等を製作した思い出があります。
ダラダラと長文で失礼しました。

びーわん さん
はじめまして。ひろと申します。
漬物石にしたら、重すぎて漬かり過ぎてしまいます。coldsweats01

ところで、大事なB-Iの左チャンネルが死んでいるんですね。難しいかもしれませんが、状況次第です。記載されている状況ですと、かなり整備が必要な感じがします。

ご存知の通り好調なB-Iは素晴らしい音を奏でてくれます。。日本の産業遺産でもあるB-Iが復活することを祈っております。

簡単では有りますが、復活へ向けて可能な範囲でメールにてサポートしますので、よろしくお願いします。

はじめまして。
B-1はよさそうですね。
なにやら魔力的な音がするようですが、モニター的な音ではないのでしょうか.....

写真を拝見すると位相補正?用のセラミックコンデンサーが交換されてますね。
これはシルバーマイカでしょうか。
またこの交換での変化を是非お聞かせくださいませ。
私もやってみたいです。
お忙しいところ、お時間ございましたらお願いします。

コメントを投稿