« テスターの修理 | メイン | B-I お預かり日記8 基本に立ち返って »

2009年8月25日 (火)

B-I お預かり日記7 ビンゴ!しかし...

歪率が悪い原因はいろいろと考えられます。eye

まず、回路構成など、もともとあったものに起因する歪は除いて考えると、

one 改造による歪率の悪化

two 素子の経年による歪率悪化

などが考えられます。

トランジスタと受動素子の殆どが交換されてますので素子の経年による悪化は考えにくいですが、信号経路にあるFETはオリジナルのままです。

ん、、、shineflairshine

歪率に影響を与えやすい初段FETの劣化ってのは考えられるなぁ。

ラッキーにも新品が丁度入手できたので、いっちょ、試してみっか。good

ってことで、YJ-1200を新品に交換することとしました。heart01

本当は、素子を替える前にもっと疑うべき箇所は沢山ありますが、このFETを入手できた喜びが優先順位をめちゃくちゃにしてくれました。wobbly

折角なので4個全てのYJ-1200を交換しました。

(本当だったら、1個1個交換して歪の発生箇所を切り分けて行くべきですが...)

           Dsc07375_2_2 upwardleftぴかぴかのYJ-1200

で、交換の結果ですが、特に悪かった高出力域の歪率が大きく改善しました。(下のグラフ)

         2566 

上記のグラフは左チャンネルでしたが、右チャンネルも同様の傾向を示しました。

とすると、YJ-1200の経年劣化は高出力域の特性に現れるのかもしれません。

ただし、これはB-IでのYJ-1200の動作条件下であり、全ての動作条件でそうなるというわけではありません。

流しているドレイン電流、初段で稼いでいる利得、負帰還などのいろんな条件によって変わるはずです。

本機では高出力域で歪率が悪化してるので、大振幅動作時に歪率が悪化するということでしょう。 大振幅時にFETの非線形部分に波形がかかっているのかもしれません。

いずれにせよ、YJ-1200の交換はビンゴだったことは間違いないようです。happy01

なお、上記の特性は10kHzの値です。これまで整備した他のB-Iでも同様でしたが、この周波数域がB-Iでは最も悪い値が出るようです。

さて、一番の問題は0.1%近くも歪率がある、低出力域です。

では、次回はこの低出力域の歪率改善です。

お楽しみに。happy01

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/394704/21216583

B-I お預かり日記7 ビンゴ!しかし...を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿