« 2009年3月 | メイン | 2009年5月 »

2009年4月

2009年4月27日 (月)

貴重なYJ-1200を入手!! その1

これまでも何度も書いてきましたが、B-IもC-Iも発売から35年程度経過していますので、いろんな部分が劣化しつつあります。

ケミコンは最新のものがあり交換は容易ですが、バイポーラトランジスタはオリジナルにこだわらなければ、互換品でなんとか対応できます。

ただし、YAMAHAオリジナルFETの交換はほぼ絶望的です。私も過去の整備でもこれらのFETを新品にはしていません。

ですが、 ですが、 ですが、 ですが、 ですが、fuji

先日、B-IとC-Iで使用されている初段用のデュアルFET、YJ-1200のオリジナル品を入手することができましたsign01 それも未使用・新品を複数。sign03

ずっと、捜し求めていたものがやっと手に入り、感激です。

Yj1200_10

写真の通り、しっかりと作られた6Pのメタルキャンパッケージで、足は金足sign01です。

10年位前にYAMAHAから1個3,150円で直接購入したのが最後で、その後どこを探しても無かったのですが、今回奇跡的に購入することが出来ました。

次回は、YJ-1200の規格などを掲載します。

2009年4月26日 (日)

ケミコン交換へのチャレンジ7 少しだけ公開!

このブログも丸3年になり、とうとう4年目に突入です。今後もよろしくお願いします。

B-Iレストアの最大の鬼門でもある大きいケミコンを新品にするため、ケミコンユニットの製作について掲載してきましたが、2点ほど難点がありました。

その後、新しいケミコンを見つけましたので、今年の1~3月にかけて、このケミコンを使用した新しいケミコンユニットの製作にチャレンジしてきました。

このケミコン、なんとB-Iオリジナルケミコンと同じメーカー(昨年、新しい社名になりましたが)で、 複合ケミコンではないですが、耐圧と容量もオリジナルと同じです。見た目も紺地に金文字でなかなか良いです。

1個あたり15,000μFですので、合計で4個必要となります。それでもケミコンユニット初期バージョンの合計16個よりはるかに少ないですsign01

おまけに、片極あたり2端子の4端子タイプの最新ケミコンですので、瞬間的な電流供給能力が素晴らしいものと思われます。温度規格は最大85℃となっていますが、特筆すべきは最大温度近辺でのリプル電流が、オリジナルのケミコンの1.5倍の供給能力(約7.5A)を持っていることです。25℃近辺でも同等以上の供給能力がありますので、念のために整流ブリッジを35Aのものにアップグレードしました。

これを使った新しいケミコンユニットは、まだまだ試作段階ですので馴らしと長期動作試験中ですが、既に製作から1ヶ月以上が経過しましたので、簡単に、試聴結果をご報告しますと、

さすがにオリジナルと同じメーカだけあって、音の傾向に大きな違いは無いようです。(実はこれが一番心配したんです) 一番の違いは、音の迫力というかスピーカの駆動力でしょうか。

恐らく、 「新品のB-Iの購入直後はこんなにダイナミックで迫力のある音がしていたんだろうな」といった感じです。

交換前でも十分迫力のあるB-Iの音が、それに輪を掛けた感じと言ったら良いと思います。2SK77のポテンシャルを余すところ無く引き出しているのではないでしょうか。

あまりにもこのケミコンがGOODscissorsなので、少々加工は加えてますが、お見せしましょう。eye

Chemi1_2 Chemi2

このケミコンユニットでは、初期バージョンの2つの欠点を克服しましたので、

one ケミコンユニットを取り付けた後にケミコンカバーが取り付けできる。

two ケミコンを基板に固定し、ケミコン同士もしっかり固定しているので共振しづらいし、

 振動にも強い。

おまけに、impact

three スペースに余裕ができたので、フィルムコンなどを抱かせるなどのアレンジができる。good

と、大変素晴らしいものができました。(自画自賛)

前バージョンのケミコンユニット製作方針を踏襲していますので、当然ながらB-Iへの加工などは一切無く、取り付けを行うB-Iの配線部分も綺麗です。

したがって、オリジナルケミコンに戻したい場合はすぐに戻すことが可能です。good

30年以上が経過したヨレヨレのケミコンが新品になったことが嬉しくて仕方ありません。

今後も長期にわたってB-Iを愛用できるってことですね。(ちゃんとメンテすればネ)

「このケミコンユニットだけ売って」と言われても、そりゃ無理無理。happy01

だって、作るの大変ですもん。sign02 

えっsign01 費用はいくら掛かったかって?? 

 趣味人はそんな野暮なことは聞かなぁ~いangrypunch

作る数によって大きく変わりますが、1ユニットだけ作った場合、材料費だけでも1.5万円は下りません。ケミコン代が一番高くて、入手も面倒です。

でもB-Iが長く使えると思えば安いもんだぁぁhappy01

オークションでジャンクを購入して、苦労してトラブルシューティングして小さなコンデンサとトランジスタをちょこちょこっと変えても、この大物が古いままでは先が知れてます。 それは前も書きましたが、ここ2~3年、B-Iをレストアしての感想です。

デカいケミコンは見た目では全く分かりませんが、残念ながら劣化は確実に進んでます。

B-Iは1974年発売なので、初期のものはあと5年もすれば40年選手ですよ~coldsweats02 

立派なビンテージオーディオ機器ですsign01

2009年4月16日 (木)

〔ちょっとティータイム〕 こういうのも好きだったりします

小学生の頃、理科室にガイコツ模型とか人体模型がありませんでしたか?

私の通った小学校では白いガイコツが木枠のガラスケースの中に収まっていましたcoldsweats02

木造の古い校舎にいつも薄暗い理科室がありましたので、特に低学年の頃は理科室がとっても怖かったものです。wobbly

理科が大好きだった私は、理科室の奥に理科授業で使う機材とかが沢山置かれていた理科準備室の方に興味がありましたが、こともあろうにそのガイコツは更に暗い理科準備室の入り口に立っていたので準備室に入るにはちょっとした勇気がいりました。

でも一度入ってしまえば、そこはパラダイス。普段はあまり使わないいろんな機材があり、とっても、わくわくしたものです。

その中でも、一番好きだったのが、直流電源装置。ベークでできたパネルには丸い電流計と電圧計、接点がむき出しになった電圧調整用のスイッチ。 それに大きな端子に電源スイッチとヒューズ。特に大きな丸いメータと接点むき出しのスイッチになぜか惹かれてしまうんですよね。存在感があるというか何というか。

以前、オークションを何気に見ていたところ、理科準備室にあった電源よりは大きいのですが、よく似たパネルの電源が出品されていたので、思わず入札ボタンを、ポチッsign01 と。 ハイ、お買い上げ。

その電源装置が次の写真です。 なかなかGoodな雰囲気でしょ。good

Dsc06752 Dsc06760

2枚目の写真を見てみると、ちょっと光が漏れてますねhappy01

そう、この電源装置はタンガー管整流による直流電源装置です。

これを懐かしいと思う人はかなりのオッサンです。ハイ。私も含めて。

でかいナイフスイッチをエイッと電源投入すると、「整流してるんだぞっsign01」って感じでタンガー管が煌々と輝いてくれます。 眩いくらいにものすごく明るいんです。

Dsc06748 Dsc06755

中には、瀬戸物のソケットに挿入されたタンガー管が堂々と鎮座しております。その他、大きなトランスやチョークがあります。トランスからは沢山のタップが出ていて、電圧調整用の端子に繋がってます。 電圧調整用の接点には「粗」と「密」の2種類あり、まず「粗」で調整して「密」で微調整する仕組みです。

次の写真の下方手前にもう一本のタンガー管が写ってますね。これは予備の新品です。happy01

元箱に入っていて超美品です。good 15年位前に秋葉原のジャンク屋で買いました。

Dsc06757 Dsc06765

元箱には「マツダ タンガーバルブ」 とあります。描かれている絵は、TN-15のようですが、白い部分にTN-6というスタンプが押してあり、中身もTN-6です。長さは約17cm、直径は8cmの大型管です。

また、このタンガー管の最大出力電圧は90V、最大出力電流は6Aです。(半波整流の場合)

ヒーターは何と、2Vで15.5Aも食う、大メシ食らいです。どうりで煌々と輝くはずですsign01

恐らく、この直流電源装置は、鉛バッテリー用の充電器でしょう。学校の実験で使う電源ではここまでの容量は必要有りません。粗と密のスイッチで充電電流を調整します。

数十ボルト程度の直流電源装置は、戦前戦後はタンガー管やバイブレータ式、昭和30年代後半から40年代前半はセレン整流素子、40年代後半以降はシリコン整流素子が使われています。

その中で一番存在感があるのは、もちろん、このタンガー管による電源ですね。なんといっても無駄に明るい。ヒーターは大メシ食らいで地球環境によろしくない。こんな大掛かりな装置でも出力はせいぜい60V6A程度。

でも、ご愛嬌です。今の基準で考えてはいけません。

たかが電源装置でも、昔はこんな大げさな仕組みが必要だったということを知っておくのも面白いですね。

そう言えば、学生時代の実験室には「たこ」と呼ばれた大型の水銀整流装置が鎮座してたのを思い出しました。 んー、またお目にかかりたいけど、製造メーカ(東芝とかNECなど)の博物館・資料館にしかないだろうなぁ。heart03

では、古~い電源装置の話はここまでにして、次回は本題に戻りましょう。happy01

2009年4月 4日 (土)

ケミコン交換へのチャレンジ6 課題

ケミコンユニットの完成で、大事なB-Iの寿命が少しでも延びると思うと嬉しいものです。happy01

B-Iの動作品は中古屋の店頭に並ぶことも殆どありません。また、オークションへの出品も極めて少なく、出品されたとしても高値で落札されています。

動作品であってもこの電源のケミコンは古いままの30年選手でしょうから、近いうちに”overload”ランプ点灯flairと共に音が出なくなるでしょう。bearing 

過去手がけたB-Iの4~5台に1台の割合でこのケミコンの不良がありました。pout

それでは、製作したケミコンユニットを実装した様子を公開しま~す sign03

Dsc04885 Dsc04886

結構ぎりぎりで治まってる様子がお分かりと思います。

それから、今回製作したユニットにはちょっとした課題があります。down

課題その1 -- 部品などの固定が十分ではないことwobbly

ガラスエポキシ基板の固定箇所が非常に限られるため、3mmのネジ2本での固定としました。ユニットの上の部分で橋渡しをして固定すれば強度が高まったと思います。

また、部品を侵さない良い接着剤が無かったので、ケミコン自体を固定させていないこと。(半田付けだけでの固定です)

課題その2 -- ケミコンカバーと一緒に取り付けなければならないこと。crying

B-Iのケミコンカバーを外したことのある方はご存知かもしれませんが、ケミコンカバーには、足が4本ありますね。オリジナルと同様にケミコンユニットを先に取り付けてしまうと、ケミコンカバーの奥の足の方がケミコン自体に干渉するために、カバーを取り付けることができません。従って、ケミコンカバーとケミコンユニットを一緒に取り付ける必要があります。

これは大きな反省点ではありますが、このケミコンを使用する以上、これ以上のスペースを確保することは困難なため、別のケミコンの登場が必要でしょう。

で、happy01

これらの反省点を踏まえて、この記事を書いている最中に最強の「ケミコンユニットnewバージョン」を作ったのであります。それもオリジナルと同じメーカのケミコンでっsign03

しかし、まだまだ検証中ですので secret secret  ということで。。。ごめんちゃいsign01