レストア日記2009を表題どおり2009年度中に書き終える目標でしたが、1日ずれ込んでしまいました。
レストアの完成後は早速測定です。楽しみでもあり、ちょっとドキドキ
する測定です。
測定する際は所有しているDALE製6Ω150Wの純抵抗を擬似負荷(ダミーロード)としてスピーカ端子に接続して行います。B-Ⅰにとっては、8Ωより更に電流供給能力を試される厳しい負荷条件です。
レストア前より特性が劣化していると当然ながらガッカリするものですが、早速結果を紹介しましょう。
擬似負荷は6Ω純抵抗ですので、0.1W時は擬似負荷の両端に実効値で0.77V、150W時は30Vの電圧が現れますので、その時の歪率を測定します。
【右チャンネル】
100Hz 1kHz 10kHz 20kHz
0.1W 0.020% 0.021% 0.021% 0.019%
1.0W 0.004% 0.005% 0.008% 0.007%
10W 0.005% 0.005% 0.013% 0.014%
75W 0.007% 0.007% 0.024% 0.018%
150W 0.011% 0.012% 0.025% 0.019%
【左チャンネル】
100Hz 1kHz 10kHz 20kHz
0.1W 0.013% 0.014% 0.015% 0.014%
1.0W 0.007% 0.008% 0.006% 0.006%
10W 0.006% 0.012% 0.026% 0.015%
75W 0.021% 0.024% 0.048% 0.031%
150W 0.030% 0.027% 0.048% 0.034%
右チャンネルは初段FETのYJ1200交換後に大きく歪率が改善しました。交換前は0.1%近かったのですが。
概ね良好な値で安心しました。
もちろん、交流バランス(普通のアンプには無い調整です)とバイアス電流を何度も調整し、歪率が最良となるようにします。
150W時も75W時と比較して歪率はあまり変わりません。
ということはもっと出力が出るかも。
じゃぁ、このB-Ⅰはどの程度まで出力が出せるのかな??
とりあえず、やってみました。
左チャンネルが1kHz正弦波実効値で37~38V、右チャンネルが38V出ましたので230-240Wの電力を擬似負荷に叩き込んでいることになります。もちろん歪率悪化前の値です。
素子をパラにしていないシングルプッシュでの実力としては驚異的です
いやはや、B-Ⅰ君、スゴすぎ
その時のUC-Ⅰ表示と、クリップし始めたとき(歪率:1.0~2.0%)の波形写真を掲載します。
この状態だと、擬似負荷の容量を大きくオーバーしますし、負荷電流も5Aを超えますので短時間の試験になります。ただし、150W出力については連続30分の試験をしておきました。
周波数特性ですが、-3dBとなる帯域(注)は、おおよそ4Hz~150kHzといったところですが、低域は測定器の限界かもしれません。
注:電力出力レベルの基準を0dBとした場合、出力が半分となる周波数帯域です。 -10dBの場合は1/10、
-20dBの場合は1/100となります。 ちなみに、電圧の場合は「-6dB」が半分となる電圧です。
これでレストア日記2009を終わります。